2年生PTA研修会を実施しました

 12月5日(土)、西尾市文化会館にて2年生PTA研修会を実施し、176名の保護者の方にご参加いただきました。

 PTAの役員の鈴木様と学校長からの挨拶に続き、進路指導主事から今年度の大学入試の概況と第2学年の「生徒のやる気を引き出す」進路指導への取組についての説明がありました。

 朝補習や長期休業補習では講座内容を工夫し、それぞれ目標をもって取り組むことができるようにしていること、「社会人出前講義」を今年度初めて実施し、「大学の学びの先にあるもの」を意識することにより進路意識が高まり、考える力や意欲も向上していることなどの状況を踏まえ、「これからますます期待ができる学年」であるとの説明がありました。

 続く進路講演では、河合塾の西山様から、新入試に向けて「『高校生が身につけておくべきチカラ』 -イチからわかる変わる大学入試-」と題して講演をしていただきました。講演の主な内容は以下とおりです。

・企業は学生に対し、「主体性」、「実行力」、「課題設定力・課題解決力」を求めている。

・これからの大学入試も、より多面的・総合的な評価をする方向へと変わり、大学に合った受験生を選んで「入れる」方向へと変化していく。

・今後、求められるのは、思考力・判断力・表現力である。

 「思考力」とは、課題を正しい方向へ導く力
 「判断力」とは、課題の本質を見抜く力
 「表現力」とは、解決策を相手に伝える力 

・保護者はお子様のサポーター。情報面、精神面、環境面でサポートしたい。

 「情報面」 情報は自分で手に入れるもの。情報そのものではなく、情報源を教える。
 「精神面」 お子様の感情に 寄り添い、受け止め、考えさせる。
 「環境面」 保護者の「程よい関り」で生徒は一番伸びる。 

・ご家庭でできること
  大学・学部選択に家族で関わる。
  情報面・環境面で支援する体制をつくる。
  会話の中に「なぜ?」を入れてみる。思考力・判断力・表現力が磨かれる。

 これから受験へと向かうお子様への関わり方を考えていただく良い機会になったのではないでしょうか。

 最後に、学年主任から、学年の様子と生徒の学力を伸ばし「生きる力」を育てるための取組についての説明を行い、さらに修学旅行に関わる依頼事項とコロナ対策について説明を行いました。

 修学旅行につきましては、県内及び目的地のコロナ感染状況を注視しつつ、健康面や安全面に最大限の配慮をしながら慎重に準備を進めてまいります。保護者の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、お願いいたします。(総務主任、2年学年主任)