「国境なき医師団」から講師をお招きしてお話を伺いました

 3月14日(木)の午後、国際理解教育講演会において、「国境なき医師団」から医師の寺田貴史(たかふみ)先生をお招きしてお話を伺いました。寺田先生は、現在、名大医学部附属病院の心臓外科にご勤務されており、日々、難しい外科手術を担当されている方です。その寺田先生ご自身が、実際に人道支援活動として中米のハイチや中東のアフガニスタンで医療活動をなされており、少し前にはウクライナへの派遣が現地の治安状況を鑑みて中止になったとのことで、報道等で語られている厳しい現場での活動に自らの意志で参加されていることに圧倒されました。

 ご講演中の先生のお話の中で、医師団が大切にしている「公平性」、その公平性とはどういうことかについての説明のところで用いられたイラストの内容はたいへん分かりやすかったです(下に掲載)。また、それぞれの国がもつ文化(日本では考えられない戒律や生活習慣など)を理解することが、世界で相手を知るためにはとても大切であることも強調されていました。

 生徒の皆さんには、今日の寺田先生のお言葉、そのお姿から、将来、自分は社会に対してどのような役割を果たすのか、そのために今どのような行動が求められているのかを考えて欲しいと思っています。

 「国境なき医師団」のHPはこちらから参照できます。ぜひ、ご覧ください。

講演会の様子
アフガニスタンで現地の方からもらった衣装で講演
平等?公平?
校長室にて

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